お立ち寄りいただきありがとうございます。エモです。
ハロウィンの記事へのコメントありがとうございます^ ^
いつも皆さんの温かいメッセージに励まされます。
さて本日は、ペン子 (id:javabird) さんより先日のカンファレンスの
プレゼンの内容を教えて欲しいとのリクエストがございましたので
それについて綴っていきます。
とはいえA4サイズ5枚ほどの量なので、全部は書ききれませんが
ポイントのみおさえて箇条書きでご紹介していこうと思います。
※日本語では初ですので少し違和感があるかもしれません(笑)。
※ボランティアの経験・大学院での研究を基に、その後の考えや
気づきを追加した内容をプレゼンしました。
女性と国際開発
〜グアテマラのマヤの村にて〜
*数年前にマヤの村でボランティアをした時に直接的・間接的な
問題を目撃したことを説明。
SDGと関連づけて欲しいとのことだったので、SDGの目標5が
”ジェンダー平等の実現”であることを確認。
→マヤの村ではどのような状況なのか?
- 男女では権利が違い、様々な暴力が存在する。
(例:DV (精神的なものも含む)、性的暴力、経済的暴力*1などがあり、
他にも多く存在する)。様々な暴力が重なるケースも多い。
- 最悪、フェミサイド(女性嫌悪殺人)にも至る。
2021年、グアテマラ全土にて8ヶ月間で”女性”という理由だけで
396人もの女性が殺害された。
隣町などへはトゥクトゥクで移動する人が多い。
- マヤ女性の役割は”伝統的”(妻、母、専業主婦が多い)。
- どんなに貧しくても、夫が妻を働かせないことも。
- 働けても、男性は屋外(トゥクトゥク等の運転手、工事現場、
コーヒーの生産等)、女性は屋内(台所、店、自宅)での勤務が多い。
このような根強いジェンダー格差のある村で何ができるのか。
→女性たちの望み、必要なもの、優先すべきことを知ることが大切。
例を3つ挙げる。
1.働ける場所の提供
マヤの村の天然資源や女性の可能性を見つけ、それらを使って
何ができるかを考える。
天然資源)コーヒー、はちみつ、食事等 可能性)織物や刺繍等
※これらは旅行者用であるため、旅行者の多い場合はいいが、
現在のようにいない場合、一定の収入を得ることは難しく、完全に
サステナブルであるとは言えない。
そこらじゅうにコーヒーの木が生えているのにはビックリ。
2.知識の伝授
マヤ女性の教育サポート。
健康管理、病気やけがの治療や予防、栄養についての知識があれば
講習会を開くことができる。
また、暴力から女性の身を守ることや、自然災害時に備え、情報や
助けを得られる場所の記載されたマニュアル作りなど。
3.訓練
野菜・果物等の栽培や家畜の飼育方法を教える。
飲水を確保する方法や、省エネ対策なども役に立つ。
この場合、専門的な技術が必要となるが、きちんとスキルを
身につけてそれをキープできれば、先進国に依存せずに済む。
これはあくまで例なので、他にもできることはある。そのため、
個々で何ができるのかを考え続けなければならない。
…続。本日はここで終わります。
マヤの織物は素晴らしい。
今日もみんなが笑顔で過ごせますように💕
最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡
*1:経済的暴力とは、例えば、夫が妻に必要最低限のものを買うお金を与えない、妻が働くことを許可しない、妻に必要な物資を与えない等が考えられる。