今日は大学に通っていた時に出会った、ちょっと変わったバスの運転手について書こうと思う。
前の町に住んでいた時、家から5分ほどのところにバス停があった。大学時代、そこからバスに乗って大学に通っていた。結構大きな大学だったため、バスが混むことが多く、バスの運転手に「奥まで詰めてー」と言われることがよくあった。
課題が多く試験勉強もあるため、大学生活は結構大変だった。
ある日、帰宅しようと大学のバスターミナルからバスに乗り込むと、その日もバスは混んでいた。バスの運転手に「奥に行って〜」と言われみんな少しずつ奥に詰めていく。すると、その運転手が、
ほらほらもっと後ろ行って〜!奥まで詰めて〜!イワシのようにぎゅうぎゅうになって。そうしないと友達(他の学生)が乗れないよ〜!
と言い出した。その時イワシの缶詰を思い浮かべ、笑ってしまった。周りも同じように想像したのか、クスクス笑い出す人もいた。
別の日のこと。
ある金曜日の午後、大学の講義が全て終わり普段通りバスに乗り込んだ。おそらく試験などがあり、みんな疲れている頃だった。その時はイワシの時ほど混んではなかったと思う。乗り込んでくる学生の表情を見たバス運転手が、
ちょっと〜何そのシケた顔!今日、金曜日だよ!もっと楽しそうにできないの〜?
と大声で言う。これはみんな予想外だったので、吹き出す人も何人かいた。みんなの表情が一気に明るくなった。
私たちにとってバスの運転手は、生活の一部ではあるが、「空気」のような存在だったのかもしれない。でもよく考えると、とても重要な役割を果たしてくれている。
乗客の安全、スケジュール、マナーなどを常に考えていなければならないのはもちろんのこと、気難しい人やマナー違反をする人との上手な対処方法なども必要なのだろう。それだけでも大変なのに、人を笑わせる余裕があるってすごいなと思った。
そんな存在って素敵だなと思う。私も誰かのためにそんな存在になれたらいいな。
今日もみんなが笑顔で過ごせますように💖
最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡