私は昔から周りに対しても私自身にも嘘をつくことが多かった。
嘘というと聞こえが悪いが、いつも周りに合わせて自分を出せなかったと言った方がいいかもしれない。いざこざが起きないよう社交辞令、お世辞、気遣いばかりを重視していたような気がする。
今思えば私は数年前まで、ずっとそうだった。その理由はおそらく、
- 人見知り
- 大学院まであまり意見を主張する場がなかった、意見がなかった
- 口論を避けたかった
- 相手を傷つけるかもしれないという心配
など。簡単に言うと、周りに合わせていれば、問題は起きないだろうと楽をしたかっただけなのかもしれない。
以前の私は相手や自分を庇うために仮面をかぶっていた。自分の意見があったとしても、もめたくないから無言でいたり、相手に合わせたり。八方美人な部分もあったかもしれないとも思う。
人見知りで八方美人は矛盾していると思われるかもしれないが、職場や付き合いはスイッチを入れてなんとか笑顔で振る舞っていた。そんな自分にずっと気づかずにいた。
でも数年前から私の中で何かが変わり始めた。何がきっかけだったのかは分からないが、自分の言動に違和感を覚え始めた。
前よりも自分に正直に過ごせるようになってからは少し気が楽になったが、失ったものもある。例えば、
- 気が合わない(と感じる)人とは連絡を取らなくなった
- 直球で話すようになったため、きつく聞こえるかもしれない
- 違う意見の人との会話はやや感情的になるかもしれない(お互いに)
などがある。でもこれで失う人間関係なら、それまでの関係だったのかなと思う。
自分に正直に生きることは、相手に合わせることなく自分の信じた道を進むので、ある程度の生きづらさを覚悟しなければならないのかもしれない。
私にとって変わってよかったことは、
- 自分の気持ちや意見を伝えるようになった
- 自分の時間を大切にするようになった
- きちんと自分と向き合えるようになった
ことだと思う。自分らしくいることで付き合う人は減ったが、今も繋がっている人たちとは長く付き合っていける気がする。
そして何よりも、自分に正直じゃないと、苦しくなってくる。「社会」の中で生きるためには上手に世を渡ることも必要なのかもしれない。でも、社会にばかり重きをおくと、自分を失ってしまう気がする。
100%自分らしくいるのは難しい世の中だけど、少なくとも自分に正直である時間や環境を作ることは必要なのだと思う。
今日もみんなが自分らしくいられますように💖
最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡