笑顔の森 〜ポジティブへの扉〜

みんなの笑顔、共感、学びを求めて。

改めて知る水の大切さ

 

***昨日一体何が起こっていたのかを綴っていきます。今日はちょっと長めです。

 

私たちの家の周りは数ヶ月前から道路工事が行われており、その音で目が覚めたりすることがもう日常になっている。あまり気持ちのいい目覚め方ではない。

 

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昨日は、水道、排水設備の関係で「午前10時〜午後2時頃まで水が使えません」と、数日前から知らされていた。まぁ、4時間水が使えないのは不便だけど、なんとかなるか、とくらいにしか考えていなかった。

 

伝えられた通り午前10時頃から水が使えなくなった。わかっていたはずなのに、あ、ここでも水がいるのか、と何度も使いそうになった(出ないのだが)。それだけ水を使うことは「当たり前」になっていたのだ。

 

当然、手洗い、食器洗い、トイレやシャワー、洗濯もできない。

 

コロナなのに手が洗えないというのはイタい。でもパンデミック宣言後、多めに除菌ウェットティッシュを買っておいたのはよかった。アルコール入りだからちょっとしみるけど…。

 

4時間だけ、我慢!と自分に言い聞かせて水を使わずにできることをした。

 

午後2時過ぎ。もう水使えるかな〜?と蛇口をひねる。…まだみたい。

 

午後2時半過ぎ。もう一回やってみる。まだ出ない。まぁ、午後2時とあるからもしかしたら、時間がかかっているのかもれない。辛抱強く待とう。

 

午後4時10分前。もう出るでしょ。蛇口をひねる。…出ない。流石に焦り出す。金曜日だし、週末水が使えないのは困る。外にまだ人がいるうちに、主人が作業中の会社に電話し、確認する。

 

女の人が「もう使えるようになるはずなので少し待っててください。」と言って電話を切る。

 

もう少しってどのくらい?と聞きたくなった。

 

その電話から10分、20分、30分…。まだ出ない。嫌な予感。もう5時10分前。この人たちが帰ったら私たちは週末水が使えなくなってしまう。もう一度電話をするが今度は誰も出ない。外に誰もいない。いよいよ、ヤバい。

 

主人:最悪スーパーで水買ったらいいんじゃない?

 

私:それじゃシャワーもトイレも使えないし、洗濯も、手洗いも、食器洗いもできないから考えられない。市役所に連絡した方がいいんじゃない?コロナ禍だしその上不衛生なんて、ある意味非常事態だよ。

 

ということで、市役所に連絡。ありがたいことに緊急事態に備え24時間体制で対応してくれているため、状況を伝えると、すぐに人を送ってくれ、使えるようにしてくれた。

 

蛇口から水が出た時の感動…(笑)。

 

この経験を通し、改めて蛇口をひねると水が出てくるということの便利さ、有り難みを知った。また、すぐに対応してくれた市役所にも感謝。

 

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今回のことで、大学院時代に読んだ記事のことを思い出した。アフリカ、南アジアを含め多くの途上国では、水汲みは女性や女の子の仕事とされている。村に井戸があっても水不足になったり動かなくなったりして、長距離を歩いてようやく手に入れられる、というところも多いようだ。

 

中には容器に穴が空いていて、帰る頃にはかなり減っているということも。しかもせっかく手に入れた水も、不衛生であることが多い。それでも水がないと暮らしていけないため、毎日長距離を歩かなければならない。水汲みのために、学校に行けない子も多い。先進国では考えられないことだ。

 

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アメリカのある学校では学校課題研究として1人1日1ガロン(約3.8ℓ)、家族で参加する場合は4人家族なら4ガロン(3.8ℓx4=約15ℓ)使用できるというプロジェクトを行ったところ、アメリカでは1日1家族、平均80〜100ガロン(約302〜378ℓ)ほどの水を使うことがわかった。

 

グアテマラに滞在中に一度水が出なかったことがあった。止まることを知らされていなかったため戸惑ったが、しばらくしたらまた使えるようになった。キューバのB&Bでも、シャワーを浴びようとしたら両手ですくわないといけないほど水圧がが弱かったことも。

 

予定では4時間水が使えないはずが結局7時間ほど使えなかったわけだが、それでも相当不便で不安だった。でも、世界には水汲みのために教育が受けられない子供もいるのだということや頻繁に水不足になる国々も多く存在するのだということを忘れてはならないと改めて思った。

 

今日もみんなが幸せに過ごせますように💖

 

最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡