お立ち寄りいただきありがとうございます。エモです。
前回の記事不思議な夢へのコメント、ありがとうございます!
皆さんの不思議な夢や体験、とても興味深く拝読しました。
本日は、主人の親戚に起こった悲しいけれど心温まるエピソードを
綴っていきたいと思います。
※写真昨日の朝撮影したものです。
主人の親戚ジェニー(仮名)は、2人の娘の母親である。娘は2人とも
結婚していたので、夫のアレックス(仮名)と2人で暮らしていた。
おそらく、夫と2人暮らしでは寂しかったのだろう。ジェニーは
1人の男の子(仮にウィルとする)の里親になることを決意する。
ジェニーは、料理はもちろん、お菓子作り、手芸・裁縫など、とにかく
多才な女性。その上、穏やかで笑顔の絶えない彼女が里親だなんて、
ウィルはこの上なく恵まれていたと思う。
自分の母親が別にいることは分かっているので、「ママ」、「お母さん」
とは呼ばず、ジェニーと呼んでいた。
私たちは約6年前、ウィルに初めて会った。その当時、彼は7歳だった。
ジェニーの言うことをきちんと聞き、大人と会話のできる賢い男の子、
という印象を受けた。
家族に新しいメンバーが加わり、楽しく過ごしていた彼女たちに、
悲しいことが起ころうとは、この時は夢にも思わなかっただろう。
去年の12月のある日のこと。
ジェニーは家で例年通り着々とクリスマスの準備を進め、夫のアレックスは
薪を買いに出かけていた。
クリスマスには、いつも2人の娘と彼女たちの夫が遊びに来る。しかも、
娘のうちの1人は妊娠しており、出産予定日も近かった。
……
もうとっくに帰ってきてもいいはずのアレックスが、帰ってこない。
電話も繋がらない。ジェニーは、アレックスがどこにいるのかは
分からなかったが、とりあえず車を走らせた。
彼が行きそうな場所へ片っ端から行ってみた。
そして、ある場所に着くと、警察が道路を封鎖していた。何事かと思い
車を降りて近づいていくと、なんとそこにアレックスが倒れていた。
…その時には、彼はもう亡くなっていた。心筋梗塞だった。
家族でクリスマスを祝って、生まれてくる孫を抱くはずだった。
これからが楽しみだという時に、彼は逝ってしまったのだ。
娘たちは実家に戻り、数日間ジェニーと過ごし、みんなで支え合いながら
無事葬儀を終えた。
そんなある日のこと。ウィルがジェニーにこんなことを言ったのだそう。
ジェニーのことは、僕が守るから。
12歳の男の子が、大人に向かってなかなか言えるセリフではない。
ウィルのこの魔法の言葉は、ジェニーだけでなく、みんなの心を
動かしたことだろう。
私たちもこの話を聞いた時は、目頭と胸が熱くなるのを感じた。
血縁でなくとも、ジェニーとウィルにはそれ以上の深い絆があるのだ
と思った瞬間だった。
今日もみんなが幸せに過ごせますように💕
最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡