笑顔の森 〜ポジティブへの扉〜

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世界の100均格差

 

大学院の経済関連のセミナーで誰かがプレゼンをした後だっただろうか。インド人のクラスメートが言った。

 

先進国に来て、同じ100均でも商品の質が全く違うっていうことが分かった。私の国にも100均の店があるけど、全然違う。

 

※国によって通貨が異なるので、もちろんドル、ユーロ、ポンド、ルピー、ペソなどバラバラになりますが、ここではわかりやすいように100均にしてあります。

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そして、メキシコ人のクラスメートがすごく分かる!という風に頷いている。おそらくメキシコでもそうだったのだろう。私は彼女のコメントの意味がよくわからなかった。

 

違うってどういうこと?だって100均は100均でしょ?置いてる物は違うかもしれないけど、基本、価値は同じなんじゃないの?

 

と思っていた。経験不足で無知だったことでこう考えていた私だったが、グアテマラのマヤの村に行った時に学ぶことになる。

 

前の記事(マヤの子供から学ぶ 参照)にも書いた通り、マヤの村でボランティアをしていた。ボランティアを終えて滞在していたファミリーの家に戻る途中だった。こじんまりとした店を発見したので気になって入ってみた。すると、「グアテマラの」というよりも「その村の」いわゆる100均らしき店だった。

 

お店を軽く一周して思った。

 

(インド人の)彼女の言ってたことは、こういうことか。

 

厳しい言い方かもしれないが、正直いくら安くても欲しいと思えるものがなかった。陳列の仕方も商品の質も悪い。時間はかかったが、彼女の言っていたことがようやく理解できた。

 

金額にしたら大体同じくらいのはずなのに、全然違う。 よくよく考えれば差があって当然と思えたかもしれない。でもこんなにも差があるとは…ショックだった。この経験を通して改めて経済的不平等を目の当たりにしたのだ。

 

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日本のような先進国の100均は品揃えもよく、比較的クオリティの高いものが手に入る。一方途上国では、種類も少なくクオリティも低い。これは私の想像だが、首都のグアテマラシティとマヤの村とではおそらく同じ国でもまた100均の質や品揃えが違うのだろう。

 

悲しい現実だが、格差をなくすことは厳しいだろう。でもせめてどんな貧困層でも衣食住と最低限の教育が受けられるような世界になる日が来ると信じたい。

 

今日もみんなが笑顔で過ごせますように💕

 

最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡